イーサン・クロスさん
この本は2年前に購読していたのですが、普段からあまり落ち込む事が多くないので、自分で自分を過信して読み返す事はしていませんでした。しかし、今回改めてこの本に記載されている手法が有効である事を身をもって知ったので、紹介させていただきました。
最近とても落ち込んだ事がありました。10年ぶりに海外出張があり、現地のホテルや航空券、観光など一連の準備を私が担当していました。しかし、出張の前日にコロナにかかってしまい、出張をキャンセルせざる負えなくなってしまったのです。。(涙)ちなみに、子供が出来る前は2,3年に1度は海外出張や海外旅行に行っていました。もちろん仕事で行くので自由時間はほとんどありませんが、今回は子供と主人も連れていく予定だったので、皆本当に楽しみにしていました。海外に滞在する予定だった1週間が自宅で発熱と頭痛に苦しむ1週間となってしまったのです。子供にも泣かれるし、私も本当にショックでした。
しかし、驚いたのはその後で、コロナにかかった後10日ほど完全に無気力になってしまい、うつのような症状が続いたのです。視野が完全に狭くなり、ネガティブ試行に陥っている事を自覚していました。「誰とも話をしたくない」「化粧もしたくない」状態になり、このままでは仕事にも影響が出ると思った為、私は心療内科を受診しようと思いました。いざ心療内科を検索すると「コロナ 後遺症」というキーワードが沢山出てきました。そこで改めて自分の症状を客観視することができ、「ああ、このうつ症状はコロナの後遺症だったんだ。」と思えました。そう思えた瞬間、とても気持ちが楽になったのを覚えています。
私は普段から悲しい経験や悔しい経験は今後の行動や考えを変えるチャンスだと思っています。今回もブログを始めるきっかけになったし、うつ症状で苦しんでいる人の気持ちをより理解できるようになったと今はポジティブに考える事ができています。ただ、今回10日もうつ症状が続いた事は自分でも本当に驚きましたし、何より苦しかったです。(産後うつでも2~3日程度だった為)
うつ症状の時にこの本をもう一度読んでいたら、もう少し早く回復できたのかな、、と思いつつ、この本に記載されているポイントを実践した事で早く苦しみから脱却できたことは確かです。今この瞬間も悩んだり、苦しんだりされている方がいたら、この本に記載されている事を実践すると少し心が軽くなるかもしれません。
【ポイント】
- 辛い出来事に遭遇してもネガティブに捉える人もいればポジティブに捉える人もいる。
- 辛い出来事が起こった時に人は視野が狭くなって絶望してしまう
- 辛い出来事が起こっても視野が広い人は楽観的になれる
- 視野を広げるためには自分の名前を使って他人のように自分に語りかけること
- 友人にアドバイスをするように自分にアドバイスをしてみる
- 辛かった出来事を15分かけて日記に書く
- つらい出来事に遭遇したら、今から10年後をイメージする
- 自分に起きた経験と同じ経験をした人を探す
- それでもどうにもならない時はハグをしよう