【感想】子供が通っている公文教室から進められて読みました。実際に読み聞かせの具体的なアイディアやテクニックが佐藤ママの実体験を基に書かれており、とても参考になりました。この本を読んだ後に小学校の教科書を全冊大人買いするために本屋さんに電話したのを覚えています。ただ、テクニック以上に私が印象に残ったのは、佐藤ママの「覚悟」という言葉でした。佐藤ママは本書で「覚悟」という言葉を何度か使用しており、仕事をするにしても子育てをするにしても、まず「覚悟」を持つことが大切なんだと感じました。自分に仕事・子育てに対する覚悟はあるのか、問い直すきっかけとなった本でした。
また、親が子どもの読解力を支援するための具体的かつ実践的なアプローチも多く含んでおり、教育的な価値も高い一冊だと思います。子どもの能力開発に役立つ豊富な情報として、ぜひ推薦したい本です。
【ポイント】
- 第1章では読解力の基本を解説しており、文章を立体的に理解することの重要性が強調されています。
- 第2章では、幼児期の教育の重要性を説明しており、読解力の基礎を楽しく育てる方法が提案されています。
- 第3章では、絵本と童謡を利用した具体的な実践方法を紹介しており、親子で楽しみながら学べるコツが紹介されています。
- 第4章では公文式学習をはじめとする学習方法に触れ、効果的な学習の工夫が説明されています。
- 第5章では小学校での実践に焦点を当て、学校の授業を補強する方法や新聞を活用した学習法が述べられています。
- 第6章では、将来的にAI時代を生き抜くために読解力がどれほど重要かを議論しています。